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勇気が沸いてしまう知恵 ~働きサプリ~

仕事やコミュニティでの役割では、誰にでも失敗することがあります。
失敗すると大抵、本人は落ち込みます。
上司であれば、失敗した部下にどう対応するのかは一つの課題と言えるでしょう。
そんな時に役立つ先人の教えをご紹介します。

「存在と機能を分ける」 アドラー心理学より

 

アドラー心理学の中に”存在”と”機能”という考え方があります。
機能とは仕事、役割、タスク、行動、言動で
存在は、人間そのものを指します。

失敗して落ち込むというのは、自分の機能がゴールを果たせなかったことで、
自分の存在も否定してしまっている状態と言えます。
でも本当は、自分の存在は”素晴らしい”とか”頑張った”ということで良くて

「自分は素晴らしい存在なんだけど、この仕事では思ったようにできなかった」

ということです。

 

思うようにいかない事が立て続けに起きると、時にメンタルを害してしまう方もいますが、
機能が足らなかったことなのに、存在の否定まで繋げてしまっているケースが多いです。
このことを整理して部下とコミュニケーションが取れると、部下は体調や精神を害することが減るでしょう。

逆に、身の回りには誰かの失敗を取り上げて存在まで否定する人が必ずいます。
存在と機能を分けることを知らないだけの場合もありますが、
他者の存在の否定で自分の発散をしたくて、失敗をきっかけにしていることも多いです。
例えばSNSの炎上は大抵これに該当する気がします。

失敗したのが自分であれば、「あくまで機能の部分だけだ」と整理すると落ち着きます。

 

さて、オリジナル追加分の話しです。

「失敗体験は授業料を払ったという事」 
失敗は今の自分に足りない機能が何かを考える機会といえます。
存在は素晴らしいとした上で、足りない機能を体得した先に”達成”があります。

“失敗体験は、何かを自分に教えてくれている”

「壁は砕けば階段になる」
手に余るミッションを振られた時、到底なしえない未来をイメージした時
どうにも自分ではできない困難にぶつかった時
人によっては諦めたり自信を無くしてしまいます。
こんな時に大事なことは、

”自分でできるサイズまで砕いて細かくすること”

です。
自分にできるサイズまで砕くことに慣れてない人もいると思います。
そんな時は頼れる人やAIに聞いてみましょう。
この時、聞いてみるというアクションがすでに、自分にできるサイズまで砕いたことになっています。

後半のオリジナルの部分は、アドラー心理学の考え方があってこそ
効果を発揮します。先人の知恵は凄いですね。

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